求人サイト ピックアップ 公開日:2024/03/18 更新日:2024/05/13

無料でできる!いまから新卒就職ナビサイトのエントリーを何とか増やすテクニック

新卒採用がはじまり、学生のエントリー数が昨年を下回っていることにお困りの採用担当の方が非常に多くなっています。「何とかする必要があるものの、今年度の予算追加は難しい…」そんなお悩みに対し、当記事では無料で今からできるエントリー増加のテクニックをお伝えします。

就職サイトの置かれている現状

売り手市場でエントリー数は年々減少

就職サイトが置かれている現状は、売り手市場が続いていることに特徴づけられます。これは、労働力市場において求職者よりも求人の方が多い状況を指し、特に若年層や特定スキルを持った労働者にとって有利な状況が続いています。この売り手市場の背景には、人口の高齢化や少子化による労働力人口の減少があり、企業間で優秀な人材を確保するための競争が激化しています。

その結果、就職サイトにおけるエントリー数が年々減少しているという状況が見られます。この減少は、単に労働力人口が減っているだけでなく、求職者が複数の就職オファーを比較・選択できる環境にあることも一因です。また、キャリア形成に対する価値観の変化も影響しており、特に若年層の間では、従来型の企業に就職するよりも、スタートアップ企業やフリーランスとして働くことに魅力を感じる人が増えています。

さらに、デジタル化の進展により、仕事を探す方法も多様化しています。従来の就職サイトだけでなく、SNSや専門的なネットワークを利用した求職活動が増加しており、これらのプラットフォームを通じて直接企業と接触するケースも増えています。

結論として、売り手市場の継続と就職活動方法の多様化により、就職サイトにおけるエントリー数の減少は、人材確保に苦労する企業にとって大きな課題となっています。同時に、就職サイト自体も進化し続ける必要があると言えるでしょう。

学生のアクションは分散

以前に比べ、就職サイトを通じた総エントリー数の割合が減少している一方で、就職サイトの情報を参考にする学生は依然として多く存在しています。この現象の背景には、求職行動の多様化があります。デジタル技術の発展により、学生たちは従来の就職サイト以外にも、ソーシャルメディア、人材エージェントサービス、企業への直接応募(ダイレクトリクルーティングを含む)など、様々なチャネルを通じて就職活動を行っています。これらのプラットフォームは、よりパーソナライズされた情報や、企業文化、仕事の内容など、より深いレベルの情報を提供します。

しかし、多様化する求職活動の中で、就職サイトの重要性は完全には減退していません。就職サイトは依然として、職種や業界に関する広範な情報、キャリアアドバイス、履歴書作成のヒント、面接準備のガイドなど、就職活動の基礎を固めるための重要なリソースを提供しています。多くの学生は、これらの情報を活用して就職活動の初期段階での自己分析や市場調査を行い、自分に合った仕事や企業を探し出すための出発点としています。

このように、学生の就職活動はより分散化し、個々のニーズや好みに合わせた複数の情報源を利用するようになりましたが、就職サイトは依然としてその過程で重要な役割を担っています。そのため、学生に自社を発見してもらい、より多くの母集団を形成するためには、就職サイトに掲載する企業情報を充実させ、学生のニーズに合わせて進化し続けることが求められています。

就職サイトからのエントリーを増やすための改善ポイント

就活生が検索するキーワードを盛り込む

就職サイトからのエントリーを増やすためには、就活生が検索するキーワードを適切に盛り込む戦略が非常に重要です。これは、検索エンジン最適化(SEO)の原則に基づくもので、サイトの可視性を高め、検索結果での上位表示を目指すことでより多くの就活生にサイトを訪れてもらうことが目的です。主要なキーワードは、就活生が興味を持つ業界、職種、企業文化、勤務地、福利厚生など、具体的な求人情報やキャリア開発に関連する内容を含むべきです。

キーワードを盛り込む際には、就活生の検索意図を深く理解することが必要です。彼らがどのような情報を求めているのか、どのような疑問や悩みを持っているのかを把握し、それらのニーズに応えるコンテンツを提供することが重要です。例えば、「エンジニア 新卒採用」や「マーケティング 職種紹介」といったキーワードは、特定の職種に興味がある就活生を引き付けるのに効果的です。また、「働きがいのある企業」や「フレックスタイム制 導入企業」といったキーワードは、働き方や企業文化に焦点を当てた検索に対応します。

さらに、これらのキーワードをサイトのタイトルタグ、メタディスクリプション、ヘッダー、コンテンツ内に適切に組み込むことで、検索エンジンがコンテンツの関連性を把握しやすくなり、検索ランキングの向上に寄与します。また、キーワードだけでなく、ユーザー体験の向上にも注力することが大切です。モバイルフレンドリーな学生側画面にするため、見出しや改行を適切に使い、訪問者が情報を簡単に見つけられるようにすることが、エントリー数の増加につながります。

最終的に、就活生が実際に使用する言葉やフレーズを理解し、それらをサイトの各部分に織り交ぜることで、ターゲットとする学生に対してより魅力的で関連性の高いコンテンツを提供することができるようになります。これは、就職サイトからのエントリーを増やすための効果的な改善ポイントの一つです。

採用実績のある学校は網羅的に載せる

就職サイトからのエントリーを増やすためには、採用実績のある学校を網羅的に載せることが非常に効果的です。特に、先輩情報画面を充実させることで、これを実現することができます。これは、就活生が企業選びをする際に重視するポイントの一つであり、自分と同じ背景を持つ先輩がどのようなキャリアパスを歩んでいるのか、またはどのような成功を収めているのかを知ることは、大きな関心事です。

採用実績のある学校を網羅的に載せ、それぞれの学校から入社した先輩社員の情報を詳細に提供することで、就活生は自分が希望するキャリアを実現できる可能性をより具体的にイメージすることができます。これには、先輩の職種、キャリア成長の軌跡、プロジェクトの経験談、働く上での満足点や苦労していることなど、具体的で実体験に基づく情報が含まれるべきです。

また、この情報を充実させることは、企業の透明性と学生に対する真摯な姿勢を示すことにもつながります。学生は、自分と同じ出身校の先輩がどのように企業で活躍しているかを見ることで、企業文化や働く環境についてより深く理解することができます。これは、学生が自分に合った企業を見つける上で非常に有用な情報となります。

採用実績のある学校を網羅的に掲載し、先輩情報画面を充実させることは、就活生にとって魅力的な就職サイトを作る上での重要な要素です。これにより、学生は自分にとって最適なキャリア選択ができるようになり、企業は優秀な人材を惹きつけることができます。

就職サイトで設定している検索コードを変更する

就職サイトからのエントリーを増やすためには、検索導線の改善が重要です。その一環として、サイトで設定している検索コードの変更が効果的な手段の一つです。検索コードの最適化は、利用者がより容易に、そして効率的に求めている情報や求人を見つけられるようにするために欠かせません。

現在の検索コードが、利用者の検索意図や最も求められている情報を正確に捉えていない場合、必要な改善を行うことが求められます。例えば、自社の特徴をPRするための検索コードを網羅的に設定することや、どういった学生を積極採用しているかを表せる検索コードなど、就職サイトへの掲載が始まった後からでも変更できるものは数多くあります。

また、検索コードを変更することで、サイト内でのユーザー行動データをより精密に分析し、求職者の検索パターンや興味のある分野を把握することができます。このデータを基に、サイトのコンテンツや求人の提示方法を最適化することが可能となり、結果としてエントリー数の増加につながります。

このように、検索コードの変更とそれに伴うサイト内の検索導線の改善は、就職サイトからのエントリーを増やすために非常に効果的です。求職者がより容易に、そしてより満足のいく形で求人情報を見つけることができれば、就職サイト上の自社ページへの訪問者の満足度を高め、結果的にエントリー数の増加につながるでしょう。

予約できる会社説明会が1つ以上ある

就職サイトからのエントリーを増やすためには、利用者に提供するサービスの質とアクセシビリティの向上が欠かせません。その中で、会社説明会の予約可否は重要な要素の一つです。特に、学生が説明会の予約ページを閲覧したタイミングで、予約可能な会社説明会が少なくとも1つ以上存在している状態を維持することが重要です。

しかし、学生が希望する日程での予約が取れない場合、その興味を失わせないための工夫が求められます。この点において、予約できる日程がない場合に仮予約を受け付けるシステムを導入することは、大きな改善ポイントとなり得ます。

仮予約システムを設けることで、まず学生が企業に対して高い関心を持っていることを企業側に伝えることができます。これにより、企業は特定の候補者が予約を希望していることを知り、追加の説明会を設定するなどの対応を取りやすくなります。また、候補者は自分の興味を示すことができ、説明会やその他のイベントに参加する機会を確保できる可能性が高まります。

仮予約システムの導入は、求職者にとっても利点が多いです。予約可能な日程が見つからない場合でも、仮予約をすることで、その後の予約開放時に優先的に情報を得られるなど、待機リストに名前を登録しておくことと同様のメリットを享受できます。これは、就職活動が特に活発な時期において、求職者が自分の希望する企業と接触できる機会を増やすための有効な方法です。

このように、予約できる会社説明会が存在すること、そして仮予約システムを導入することは、就職サイトを通じてエントリーを増やすための有効な改善ポイントです。これにより、求職者は自分のキャリア構築において有益な情報や機会を得られるようになり、企業は優秀な人材を確保するためのチャンスを増やすことができます。

使用している画像のクオリティーを上げる

就職サイトからのエントリーを増やすためには、使用している画像のクオリティを上げることが非常に重要です。人は視覚情報を通じて強い印象を受けやすいため、高品質な画像はサイトの魅力を高め、訪問者を引きつける力があります。面白い裏技として、特に動物の写真を使用することが、ページビュー数(PV数)を増やす効果的な方法とされています。

このアプローチの背後には、動物の写真が多くの人にとって魅力的であり、親しみやすいと感じられるという心理があります。動物は普遍的な好感度を持ち、人々の気分を明るくし、ポジティブな感情を引き出す傾向があります。そのため、就職サイト上で動物の写真を適切に使用することは、サイトの雰囲気を和やかにし、訪問者に快適な印象を与えることができます。

ただし、動物の写真を使用する際には、サイトのコンセプトやメッセージに合致していることが重要です。たとえば、企業の社風を伝えるセクションで社員のペットの写真を紹介する、またはチームワークや協力を象徴するイメージとして動物の写真を用いるなど、意味のあるコンテキストで使用することが望ましいです。これにより、単なる興味引きだけでなく、サイトの内容や企業の価値観を伝えるための強力なツールとして機能させることができます。

画像のクオリティに関しても、高解像度で鮮明な画像を選ぶことで、プロフェッショナルさと信頼性をサイトに与えることができます。これは、サイト全体の品質と細部に対する注意を反映し、訪問者に良い第一印象を与えることに繋がります。

使用する画像の選択とクオリティ向上は、就職サイトからのエントリーを増やす上で重要な役割を果たします。特に動物の写真を含め、魅力的で関連性のあるビジュアルコンテンツを提供することで、訪問者の関心を引き、サイトのエンゲージメントを高めることが可能になります。

エントリー時に何か質問をしている場合は、なるべくボタン一つでエントリーできるようにする

就職サイトからのエントリーを増やすためには、エントリープロセスをできるだけ簡単かつ迅速にすることが重要です。特に、エントリー時に質問をする場合でも、ユーザーがボタン一つでエントリーできるようにすることが求められます。このアプローチは、学生の利便性を最優先に考えるものであり、複雑な手続きや長時間を要するプロセスが学生のエントリー意欲を低下させるのを防ぐために効果的です。

ボタン一つでのエントリーを実現するためには、まず、エントリーフォームをシンプルに保つことが重要です。必要最低限の情報のみを求め、余計な質問は避けるべきです。エントリー時に自由記述式の質問への回答が必要な場合、その質問一つごとに、エントリーする学生は2~3割程度減少する傾向があります。

このように、エントリープロセスを簡略化し、ユーザーがストレスなくエントリーできる環境を提供することは、就職サイトからのエントリー数を増やすための非常に効果的な手段です。エントリーの際に質問をする必要がある場合でも、それらの回答がエントリープロセスの流れを妨げないようにすることで、より多くの求職者がエントリーを完了させることが期待できます。

いまエントリーすると、いつ頃内定がもらえるのか?スケジュールを最新化する

就職サイトからのエントリーを増やすためには、エントリー後のプロセスやスケジュールの透明性を高めることが非常に重要です。特に、”いまエントリーすると、いつ頃内定がもらえるのか?” という疑問に対して明確な回答を提供することは、就活生の不安を和らげ、サイトへの信頼感を高める上で効果的です。このため、採用プロセスのスケジュールを常に最新の状態に保つことが求められます。

最新化されたスケジュールを提供することで、就活生は自分自身の就職活動を計画しやすくなります。具体的には、オンラインでのエントリー期限、選考プロセスの各段階(書類選考、一次面接、二次面接、最終面接等)、選考結果の通知時期、内々定の発表時期など、各フェーズごとの期間を明確に示すことが重要です。また、業界や企業によって採用スケジュールに違いがあるため、その情報も提供することで、就活生が自分に合ったタイミングでアクションを起こせるようにサポートします。

さらに、スケジュールを最新化する際には、状況に応じてフレキシブルな対応が可能であることを示すことも重要です。例えば、予期せぬ事態が発生した場合の選考プロセスの変更点や、選考スケジュールの調整可能性についても触れることで、就活生に対する理解と配慮を示すことができます。

このように、採用プロセスのスケジュールを透明にし、常に最新の情報を提供することは、就職サイトを通じてエントリーを増やすために非常に重要なポイントです。就活生にとって、自分のキャリアを左右する選択をする上で、正確かつ最新の情報は不可欠です。このアプローチにより、就職サイトは就活生からの信頼と関心を高め、より多くのエントリーを獲得することが期待できます。

すでに内定者がいる場合は、今年はどんな学生が内定しているのか、その属性を原稿に盛り込む

就職サイトからのエントリーを増やすためには、すでに内定を獲得している学生の属性や背景を原稿に盛り込むことも有効です。このアプローチにより、求職者に対して、企業がどのような学生を求めているのか、またどのような特性やスキルが評価されるのかを具体的に示すことができます。これは、就活生が自分自身を企業の求める人材と照らし合わせる機会を提供し、エントリーへの動機付けを強化します。

内定者の属性には、どんなサークルに入っているか、どんな研究をしているか、さらには彼らが持つ価値観や企業とのフィット感など、多岐にわたる情報が含まれます。これらの情報を断片的にでも提供することで、もしかしたら同僚になるかもしれない人はどんな人なのかという就活生の不安を和らげることができます。また、前年に入社した新入社員が企業の選考プロセスをどのように乗り越えたかについてのエピソードを紹介することで、よりリアルで参考になる情報を提供することも可能です。

また、このような情報の提供は、企業が多様性を重視していること、さまざまなバックグラウンドを持つ学生に対してオープンであることをアピールする絶好の機会でもあります。多様な才能や視点を受け入れる企業文化は、特に新しいアイデアやイノベーションを重視する企業にとって、魅力的なポイントです。

エントリーを考えている学生に対して、内定者の具体的な事例を提供することは、彼らの企業への理解を深め、エントリーへの意欲を高めることにつながります。このプロセスを通じて、企業は自社のブランドイメージを強化し、より多くの優秀な学生に自社を選んでもらうための魅力的な情報を提供することができます。この戦略は、最終的に就職サイトからのエントリー数を増やす上で非常に効果的な手段となり得ます。

それでもやはりエントリーが足りないとき

ダイレクトリクルーティングを並行して行う

エントリー数を増やすために上記の改善点を既に実施しているにも関わらず、エントリーが足りない場合、ダイレクトリクルーティングの戦略を取り入れることは非常に有効な方法の一つです。ダイレクトリクルーティングは、企業が能動的に求職者や潜在的な候補者に接触し、直接的な関係構築を図る手法です。このアプローチは、特にターゲットとする候補者に直接アプローチすることで、よりパーソナライズされたコミュニケーションを行い、企業への興味や関心を高めることができます。

ダイレクトリクルーティングを行う際には、まず、ターゲットとなる候補者のプロファイルを明確に定義することが重要です。これには、学歴、専攻、スキルセット、職務経験、そして企業の文化や価値観にマッチする可能性がある個人の特性などが含まれます。次に、ダイレクトリクルーティングサービスを活用してこれらの候補者を特定し、個別にアプローチします。アプローチの際には、候補者の経験や興味に合わせたパーソナライズされたメッセージを送ることが効果的です。

さらに、大学のキャリアセンターや業界イベント、ワークショップなどの場を利用して、直接的なネットワーキングの機会を設けることも重要です。これにより、企業は潜在的な候補者との対面での接触を図り、より深い関係構築と信頼の構築を目指すことができます。

ダイレクトリクルーティングは、ターゲットとする候補者に対してより意図的かつ戦略的なアプローチを可能にします。この手法は、単に応募者を増やすだけでなく、企業のニーズに最も適した高品質な候補者を確保するための有効な手段となります。企業のブランドイメージを強化し、潜在的な才能に直接アピールすることで、より多くのエントリーを促進し、企業の人材獲得戦略を成功に導くことが期待できます。

新卒紹介サービスを利用する

就職サイトからのエントリー数が依然として期待に達していない場合、新卒紹介サービスの利用を検討するのも有効な戦略の一つです。新卒紹介サービスは、企業と就職活動を行っている学生とを直接的に繋げる役割を果たします。このサービスを通じて、企業は自社のニーズにマッチした才能を探し出し、直接的なコミュニケーションを取ることができます。

新卒紹介サービスの最大の利点は、個別にカスタマイズされたマッチング機能にあります。サービス提供者は、企業の求めるスキルセット、文化、価値観に合致する学生を選定し、それぞれのニーズに応じた紹介を行います。これにより、企業は手間と時間をかけずに、質の高い候補者と出会うことが可能になります。

さらに、新卒紹介サービスは、学生のキャリア志向や個人的な特性に深く踏み込んだ情報を提供するため、単にスキルマッチングを超えた人物像の適合性を評価することができます。これは、長期的な視点で企業と学生双方にとって最適なマッチングを実現する上で重要です。

また、新卒紹介サービスを利用することで、企業は自社をより魅力的にプレゼンテーションする機会を得ます。これには、企業文化、キャリア成長の機会、社内での実務経験など、学生が興味を持ちやすい情報の提供が含まれます。紹介サービスの専門スタッフによるサポートを受けることで、企業は自社の強みと機会を効果的に伝え、学生の関心を引きつけることができます。

新卒紹介サービスを利用することは、企業が質の高い新卒候補者と出会い、エントリー数を増やすための有効な手段です。このサービスを利用することで、企業はより戦略的かつ効率的に採用活動を進めることができ、より良い人材の獲得につながります。

就職サイトの有料オプションを検討する

もしエントリー数が期待に届かない場合、就職サイトの有料オプションを検討することは、エントリー数を増やすための次の一手として有効です。有料オプションは通常、より高度な露出や特定のターゲット層へのリーチを提供し、企業の求人が目立つようにすることで、関心を持つ潜在的な候補者の注目を引きます。

有料オプションには、例えば求人広告のプレミアム掲載、特定のキーワードでの検索結果の上位表示、ターゲットとする就活生へのダイレクトメール送信などがあります。これらのオプションは、企業の求人がより多くの就活生に見られる機会を増やすとともに、企業のブランドイメージを高め、求人への興味を引き出すのに役立ちます。

各サイトによって仕様は異なりますが、有料オプションを利用すると、企業の求人が就職サイト上でより目立つ位置に表示されます。これにより、一般掲載に比べて多くの閲覧者の目に留まり、エントリー数の増加に直結します。また、特定のキーワードや条件での検索結果の上位表示は、関心のある就活生に直接アプローチすることを可能にし、より質の高いエントリーの獲得に繋がります。

さらに、ターゲットメーリングオプションを活用することで、企業は特定の条件や興味を持つ学生群に直接求人情報を送ることができ、個々の就活生に合わせたパーソナライズされたメッセージングを通じて、企業と求職者間のマッチング精度を高めることができます。

これらの有料オプションを活用することで、企業は自社の求人を効果的にアピールし、競争の激しい就職市場において優位に立つことが可能になります。ただし、コストと利益を慎重に評価し、企業の採用戦略に最も合致したオプションを選択することが重要です。結果として、より多くの質の高いエントリーを獲得し、採用活動の成功に繋げることが期待できます。

エントリー後の選考の歩留まりを改善する

エントリー数を増やすことと同じく重要なのが、エントリー後の選考の歩留まりを改善することです。これは、エントリーした候補者を効果的に選考プロセスを進め、最終的に内定に至らせる確率を高めることを意味します。選考の歩留まりを改善するためには、候補者に対するコミュニケーションの質を高め、選考プロセスの透明性を保つことが重要です。

まず、選考プロセスの各段階で、候補者に対して明確でタイムリーなフィードバックを提供することが重要です。これには、選考の進行状況、次のステップに向けた準備、期待される時間枠などの情報が含まれます。フィードバックを効果的に提供することで、候補者の不安を軽減し、企業へのポジティブな印象を維持することができます。

次に、選考プロセスをできるだけシンプルかつ効率的にすることが重要です。長期間にわたる複雑な選考プロセスは、特に優秀な候補者が他のオプションに移行するリスクを高めます。選考ステップを合理化し、必要な情報や面接の回数を最小限に抑えることで、候補者の関心を維持し、プロセスを迅速に進めることができます。

また、候補者の経験やスキルに合わせたパーソナライズされた選考プロセスを提供することも有効です。候補者一人ひとりの特性や能力を考慮したアプローチを取ることで、より関心を持ってもらえる可能性が高まります。

最後に、内定後のフォローアップを強化することも歩留まりの改善に寄与します。内定を受けた候補者に対して、継続的に企業文化やチームメンバーとの交流の機会を提供することで、入社前からのエンゲージメントを高め、実際に入社に至る確率を上げることができます。

エントリー後の選考プロセスの改善は、単にエントリー数を増やすことだけでなく、質の高い候補者を確実に採用へと導くために不可欠です。これにより、企業は人材獲得の効率を大きく向上させることができます。

もし、採用にかける工数が不足していることで歩留まりの改善が難しい場合、ノンコア業務の切り出しと外注を検討することも有効な一手です。採用活動の外部専門家の客観的な意見を求めることで、豊富な経験に基づいた問題の特定や、実行可能な解決策の提供などによって、新卒採用の成功への道を開く助けとなります。

まとめ

現在の就職市場は売り手市場の特徴を持ち、エントリー数は年々減少しています。学生の就職活動のアクションは分散しており、就職サイトを利用する割合も以前に比べて低下していますが、それでも多くの学生が就職サイトの情報を重視しています。

このような状況を踏まえ、就職サイトからのエントリーを増やすためには、様々な改善ポイントがあります。重要なのは、就活生が検索するキーワードを盛り込むこと、採用実績のある学校を網羅的に掲載し、先輩情報を充実させること、検索コードの最適化、予約可能な会社説明会の設定、高品質な画像の使用、簡単なエントリー手続き、選考スケジュールの明確化、そして内定者の情報を共有することです。

それでもエントリー数が不足している場合、ダイレクトリクルーティングの実施、新卒紹介サービスの利用、有料オプションの検討、そして選考プロセスの効率化が推奨されます。これらの対策を通じて、企業はより多くの質の高い候補者にアプローチし、エントリー数の増加を図ることができます。


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筆者:ナンバーズ株式会社

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