ダイレクトリクルーティング ピックアップ 公開日:2024/05/13 更新日:2024/05/13

Wantedlyとpaizaを比較!ダイレクトリクルーティングのなかでも若手向けの2サービス

Wantedly(ウォンテッドリー)とpaiza(パイザ)それぞれの特徴や得意とする職種、そして料金体系について比較! 当記事では、若手向けダイレクトリクルーティングの大手であるWantedlyとpaizaのどちらを使おうか検討されている方向けに、それぞれのサービスが得意としている点を分かりやすくお伝えします。

今回、エンジニア向けのダイレクトリクルーティングを代表するサービスとして、Wantedly(ウォンテッドリー)とpaiza(パイザ)を取り上げ、特徴や料金体系を紹介いたしますのでぜひお役立てください。

登録ユーザーの属性

Wantedlyはミレニアル世代の登録が7割以上

Wantedlyはサービス開始以来、順調にユーザーベースを拡大しており、現在約350万人のユーザーが登録しています。この中で、特に20歳から30歳のミレニアル世代が全体の70%以上を占め、彼らが主力となっています。上位校の学生も利用しており、若年層に非常に強い支持を受けていることが明らかです。

この傾向から、Wantedlyが特に若手人材の採用に最適な場としてのポジショニングを強化していることを示しています。ミレニアル世代は、今後の市場や社会で中核となる存在であり、彼らを積極的に取り込むことで、企業は将来のリーダーや重要な役割を担う人材を確保する基盤を築くことができます。この世代をターゲットとした採用戦略は、企業が競争力を持続させるための鍵となるでしょう。

paizaは技術志向の高いユーザーが多い

現在、paizaというプラットフォームは、新卒では登録している学生のうち、理系が8割、情報系の学生が6割を占めています。これらの学生はIT・Web業界でのエンジニア職を目指しており、コーディングテストを通じてその技術志向が高いことがうかがえます。

また、中途採用対象として63万人のエンジニアが登録しています。paizaのユーザーは、特に技術力が高く評価される開発エンジニアが多くを占め、中でもサーバーサイドに強い人材が目立ちます。paizaはIT・Webエンジニアやプログラマーに特化しており、スキルの確認がしやすい環境が整っています。これにより、他の大手転職サイトと比べても、登録者数は十分であり、むしろ豊富であると言えるでしょう。

さらに、paizaでは転職支援機能の他に、Eラーニングを通じたスキルアップも可能で、これが今後さらにユーザー数の増加を見込ませる要因となっています。このような特性を持つpaizaは、特に技術志向の高いエンジニアや情報系学生にとって、キャリアアップ及び新たな職場を探す上で非常に有効なツールです。

サービスの料金体系

Wantedlyは成果報酬のかからない毎月定額制

Wantedlyは、採用活動をサポートするプラットフォームとして、多様なニーズに応える料金プランを提供しています。このサービスは、初期費用や成功報酬がなく、月額制でスタートすることができます。利用可能なプランによって利用できる機能や管理画面にアクセスできる人数が異なります。どのプランも契約期間中の募集掲載本数や応募者数に制限はなく、企業ページの編集やストーリーの投稿も複数人で行うことができるため、効率的な採用活動が期待できます。

さらに、追加料金でさまざまなオプションを付けることができます。具体的には、ダイレクトスカウト機能やFacebookやTwitterによるSNS広告施策、ライティングや写真・動画撮影などがあり、これらを利用することで、さらにターゲットとする人材へのアプローチを強化できます。

これらのプランの料金や機能、管理画面に入れる人数などは異なるため、企業の具体的なニーズに合わせて選ぶことが重要です。想定外のコストが発生しないように、オプション利用時の追加料金を含め、事前に詳細をしっかり確認することが求められます。Wantedlyのプランはすべて定額制で、予算管理がしやすいことも大きなメリットです。企業がどのプランを選ぶかによって、採用戦略をどれだけ強化できるかが決まるため、目的に合ったプラン選びがカギとなります。興味がある場合は、まずは問合わせをしてみて、自社に最適なプランを見つけることが推奨されます。

paizaは初期費用無料の成功報酬のみ

paizaは、初期費用や掲載費用がかからない完全成功報酬型の採用プラットフォームです。このサービスは中途採用の場合、オファーされる年収の30%から、新卒採用では60万円からの成功報酬が設定されており、内定者のスキルランクによって報酬額が変動します。このモデルは、採用が確定し内定者が入社したタイミングで支払いが発生するため、企業は採用決定までの間、費用負担が一切ありません。これにより、特に採用コストを抑えたい企業や、確実に高スキルの人材を確保したい企業にとって、paizaは非常に魅力的な選択肢となっています。

paizaの利点は、採用前から候補者のスキルが明確に分かる点にあります。これは、技術志向が強い企業や、特定の技術力を要するポジションの採用において、非常に大きなメリットです。また、他のスカウトサービスに比べて、paizaには技術力の高いエンジニアが多く登録しているため、希望のスキルセットを持つエンジニアの採用が可能です。成功報酬の金額はやや高めに設定されているものの、その分、登録しているエンジニアの質が高いため、採用後のパフォーマンス期待値も高くなることが期待されます。

paizaを利用する企業にとっての主な利点は、採用コストの透明性と効率の良さです。成功報酬型であるため、予算計画が立てやすく、未使用の場合でも費用が発生しないため、無駄がありません。さらに、複数のプランから選べることで、企業のニーズに応じて最適なサービスを選択することが可能です。これにより、企業は採用活動をより戦略的に行うことができ、必要な時に必要な人材を効果的に獲得することができます。このように、paizaはその柔軟性とコストパフォーマンスの高さで、多くの企業にとって理想的な採用支援ツールとなっています。

その他の特徴

Wantedlyは企業のビジョンへの共感を重要視

Wantedlyは採用において、「共感」というキーワードを中心に展開しています。このプラットフォームは企業の文化やビジョンを前面に出し、それに共感する人材の応募を促すことに重点を置いています。共感採用のアプローチには、短期的には給与が低めでもその企業で働きたいと思わせるほど、候補者に強い動機付けを提供する効果があります。長期的には、企業文化や社風にフィットする人材が集まることで、離職率の低下が期待できる点も大きなメリットです。これは、入社後に働き始めてから文化や社風の違いに気づき、早期に退職することが少なくなるからです。

また、Wantedlyは「ストーリー」というブログ機能を搭載しており、企業はこの機能を使って職場の雰囲気や文化、社員の声などを自由に発信できます。このストーリー機能により、単なる募集内容だけでは伝えきれない企業の魅力を深く掘り下げて伝えることが可能になり、求職者は企業に対する理解を深めることができます。さらに、これらのストーリーをSNSで拡散することで、企業のファンを増やし、結果的に求職者が自社のファンになり、定期的に情報を追いかけるようになることもあります。ファンとなった求職者は、将来的に応募する可能性が高くなるため、企業にとっては貴重なリソースとなります。

このように、Wantedlyはカジュアルにコンタクトを取ることができるツールとして、企業と求職者双方にメリットを提供しています。企業はコンテンツを充実させることで、リアルな雰囲気や魅力を求職者に伝え、マッチ度の高い人材の応募を引き出すことができるでしょう。また、転職後の離職率を減らすためにも、文化やビジョンの共有は非常に重要です。そのためにも、Wantedlyのようなプラットフォームを活用することで、共感を基にした採用戦略を展開することが、今後の採用活動におけるキーとなるでしょう。

paizaはエンジニアのスキルマッチを重要視

paizaは、エンジニアの採用に革命をもたらすプラットフォームとして、その独自のプログラミングスキルチェックを中心に位置付けています。このシステムは、知識を問う従来の資格系テストでは見えにくい開発スキルを可視化し、エンジニアがSからEの6段階のランクで評価される仕組みを採用しています。これにより、企業は自社が求めるスキルレベルのエンジニアのみに絞って効率的な採用が可能となります。例えば、特定のランク以上のエンジニアのみが応募できるよう設定することで、要件を満たさない応募者をあらかじめスクリーニングし、採用プロセスの効率化を図ることができます。

paizaのプログラミングスキルチェックは、各ランクごとに問題が用意されており、難易度、制限時間が設定されています。ランクの判断は、回答時間、正答数、テストケースの実行速度・メモリ消費量を総合的に評価して行われ、高い質とスピードを兼ね備えたエンジニアを見分けることができます。

このシステムにより、採用側は求職者の実際のプログラミング能力を把握しやすくなり、特にエンジニアの採用が困難な市場環境下で、技術レベルを正確に見極めることが可能です。さらに、paizaは不正受験を防ぐ対策も講じており、不正に複数回受験してランクを上げることはできません。不正が発覚した場合はそのユーザーがプラットフォームでの活動を制限されるため、信頼性の高いデータに基づく採用が実現します。

また、プラットフォームは企業が求人票に求めるスキルランクを明記できるように設計されており、これにより適切なスキルの持ち主のみが応募できるようになっています。これは、採用プロセスの効率化だけでなく、入社後のミスマッチのリスクを減少させることにも寄与しています。

このように、paizaはエンジニアの技術力を正確に測定し、企業と求職者双方にメリットをもたらす採用支援ツールとして、非常に効果的なサービスを提供しています。そのため、技術者を求める多くの企業にとって重要なリソースとなっており、その利用は今後さらに拡大していくことが予想されます。

まとめ

エンジニア向けのダイレクトリクルーティングを代表するサービスとして、Wantedly(ウォンテッドリー)とpaiza(パイザ)を取り上げ、特徴や料金体系を紹介いたしました。今回の記事がお役に立てば幸いです。

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筆者:ナンバーズ株式会社

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