リクルーティング ピックアップ 公開日:2024/04/08 更新日:2024/04/07

先輩社員との座談会でミスマッチを防ぐ! 学生が知りたがっていることとは

新卒採用における座談会とは、企業が学生を招き、実際に働いている先輩社員との間で意見交換が行われるイベントを指します。 当記事では、座談会のメリット、実際の成功事例や、座談会の簡単な導入方法について、お伝えします。


新卒採用での座談会とは?

学生が先輩社員の経験談を聞いて入社後のイメージをつかむ場

新卒採用における座談会は、企業が学生を招き、実際に働いている先輩社員との間で意見交換が行われるイベントです。このような会合は、学生が会社の文化や仕事の内容、職場環境などをより深く理解するための貴重な機会を提供します。先輩社員が自身の経験談を共有することで、学生は入社後に何を期待できるのか、実際の仕事の挑戦ややりがいについて具体的なイメージを持つことができます。この種の対話は、単に業務内容を説明する以上の価値があり、企業の人間的な側面やチームワークの雰囲気までも感じ取ることが可能です。

また、学生は自分のキャリアビジョンや専門分野に合った企業かどうかを判断する上で、現場からの生の声を直接聞くことができるため、より適切な就職先選びに役立ちます。この交流を通じて、学生と企業の双方が互いの期待や価値観を確認し合い、マッチングの精度を高めることが期待されています。座談会は、企業にとっても自社を魅力的にアピールし、優秀な人材を確保するための重要な手段となっています。

座談会を実施することのメリット

学生と企業との相互理解を深める

座談会を実施する最大のメリットの一つは、学生と企業との間で相互理解を深めることができる点にあります。この種のイベントを通じて、企業は自社の文化、価値観、仕事の内容、そして職場環境を直接的に学生に伝えることができます。一方で、学生は自分の疑問や関心事を直接企業の担当者や先輩社員にぶつけることが可能となり、それにより企業が提供する情報の背景にある実際の意味や企業の雰囲気をより深く理解することができます。

相互理解を深めることで、学生は自分自身のキャリアビジョンや将来像が企業の提供する機会とどの程度マッチしているのかを判断することができるようになります。また、企業側も学生の期待や価値観を知ることで、彼らが入社した際にどのような支援や環境が必要かを見極めることが可能になります。

このように座談会を通じて構築される相互理解は、単に情報交換を超えた、双方の深い関係性の構築へと繋がります。結果として、企業はより適切な人材を確保し、学生は自己のキャリアに合った最良の選択をすることができるようになるのです。この過程は、職場での将来的な満足度やモチベーションの向上、さらには離職率の低下にも寄与することが期待されます。相互理解の深化は、長期的な視点から見ても、学生と企業双方にとって非常に有益な結果をもたらすことでしょう。

自社で働くことの魅力を伝えられる

座談会を通じて自社で働くことの魅力を伝えることは、企業にとって大きなメリットをもたらします。このイベントは、単に企業の概要や事業内容を説明する場を超え、企業文化や働く人々の雰囲気、仕事のやりがいや挑戦について、より深く具体的に伝える機会を提供します。先輩社員が自身の経験や成長の実例を共有することで、学生にとっては、数字やデータでは感じ取ることのできない企業の人間的な面や、職場での日々の生活をイメージすることが可能となります。

また、企業が特定のプロジェクトや成功事例、社員が直面した挑戦とそれを乗り越えた経緯などを紹介することで、働くことの具体的な魅力を学生に伝えることができます。こうした情報は、学生が自身の価値観やキャリア目標と企業を照らし合わせ、自分に合った職場かどうかを判断する上で非常に役立ちます。

さらに、座談会では学生からの質問に直接回答することで、企業側の考え方や姿勢をリアルタイムで伝えることが可能です。これにより、企業は自社のポジティブな面を強調し、学生にとって魅力的な働き方やキャリアパスを提示することができます。このプロセスは、学生に対して企業をより魅力的な選択肢として印象づける効果があり、優秀な人材の確保に直接的に貢献します。

結座談会を実施することで、企業は自らをより魅力的に見せ、学生に自社でのキャリア構築の機会を提供することができるのです。この相互作用は、企業と学生双方にとって有益な関係を築く土台となり、結果的に企業のブランド価値や採用競争力の向上に繋がります。

参加する既存社員のエンゲージメントを高めることにもつながる

座談会を実施することによるメリットの一つとして、既存社員のエンゲージメントの向上が挙げられます。座談会では、社員が自らの経験や仕事に対する情熱を学生に伝える役割を担います。このプロセスを通じて、社員は自身のキャリアパスや業務上の成果について振り返る機会を得ることができます。自分の経験を他人と共有することで、仕事に対する自身の貢献やその影響を再認識し、職務への満足感や所属感を強化する効果が期待できます。

さらに、社員が新人や将来の同僚となるかもしれない学生と直接対話することで、企業文化やチームの一員としての自覚が高まります。自社を代表して価値観や成功の秘訣を伝えることは、社員にとって大きな誇りとなり、組織に対するロイヤリティの向上にも繋がります。また、若い世代の視点や新鮮なアイデアに触れることで、自身の思考やアプローチに新たな刺激を受けることもあり、職場でのイノベーションや創造性の促進の期待ができます。

このように、座談会は外部の学生だけでなく、内部の社員にとっても肯定的な影響をもたらします。社員が自身の経験を共有し、企業文化を体現することは、組織全体の一体感を強化し、社員一人ひとりのモチベーションやエンゲージメントを高める貴重な機会となるのです。結果として、このような取り組みは、社員の満足度向上、離職率の低下、そして組織全体のパフォーマンス向上にも寄与すると考えられます。

座談会を有意義なものにするためのポイント

入社五年目までを目途に若手社員に参加してもらう

座談会を有意義なものにするためには、入社五年目までの若手社員に参加してもらうことが大きなポイントとなります。この理由は、若手社員が最も身近な時期に経験した会社の雰囲気や、入社後の成長過程、直面した挑戦やそれを乗り越えた経験が、学生にとって非常にリアルで参考になる情報となるからです。若手社員は入社後の初期キャリアで感じた疑問や不安、成功体験を伝えることができ、学生が企業選択において抱く疑問や不安に対して、実体験に基づいた具体的な答えを提供することが可能です。

また、若手社員自身が比較的、最近まで学生だったことから、学生の立場や感じているであろう期待に対して共感を示しやすく、コミュニケーションの障壁が低いという利点があります。若手社員は、現在の学生が直面している就職活動の状況や、彼らが興味を持つであろうテーマについてもより深い理解を持っています。このため、対話はより自然で、学生にとって有意義なものとなりやすいです。

さらに、若手社員にとっても、座談会に参加することは自己成長の機会となり得ます。自らの経験を振り返り、それを他者に伝える過程で、自身が成し遂げてきたことや、これから目指すべきキャリアの方向性についての新たな気づきを得ることができます。また、将来のリーダーとしてのコミュニケーション能力やプレゼンテーションスキルを磨く貴重な機会ともなります。

このように、入社五年目までの若手社員が座談会に参加することは、学生にとっても、若手社員自身にとっても、そして企業にとっても多大なメリットがあるため、有意義な座談会を実施する上で非常に重要なポイントとなります。

学生が気になっているが、聞きにくい事柄は先に伝える

座談会を有意義なものにする上で、学生が気になっているが聞きにくい事柄を先に伝えるアプローチは極めて効果的です。この方法は、オープンなコミュニケーションの場を作り出し、参加者間の信頼関係を築く上で重要な役割を果たします。通常、学生は給与体系、昇進の機会、残業の実態、仕事と私生活のバランス、企業文化などについての疑問を持っていますが、これらを直接尋ねることに躊躇することがよくあります。

企業側からこれらのトピックを先に取り上げることで、学生は自分の関心事について話しやすくなります。例えば、座談会の冒頭で社員が「私たちは仕事と生活のバランスを重視しており、残業を減らすための取り組みを進めています。また、昇進や給与の決定には透明性を持たせ、公平な評価システムを確立しています」といった情報を提供することができます。これにより、学生は企業が自身の働き方やキャリアに対する期待をどのようにサポートしているかを理解し、安心感を持つことができます。

また、このような情報開示は、企業が自己の強みだけでなく、課題にも正直に向き合っていることを示し、企業の誠実さをアピールする機会にもなります。結果的に、学生と企業との間でより深い理解と信頼が築かれ、有意義な対話が生まれやすくなります。このプロセスは、学生が自分に合った企業を見つけるための重要なステップとなり、企業にとっても真に適した人材を引き寄せるための鍵となります。

参加者全員が発言できるように時間配分する

座談会を有意義なものにするためには、参加者全員が発言できるように時間配分をすることが非常に重要です。このアプローチは、参加者全員が活発に議論に参加し、自らの意見や疑問を共有できる環境を作ることを目指しています。実際に、参加者一人ひとりが自分の声を出す機会を持つことで、座談会はよりインタラクティブで、参加者にとって価値のあるものになります。

具体的には、座談会の開始時に全体の流れと各セクションの時間配分を明確にし、進行役が時間管理を徹底することが求められます。例えば、自己紹介、企業紹介、質疑応答セクションなど、各パートに割り当てられた時間内でスムーズに進行できるように計画を立てます。また、質疑応答の時間には、あらかじめ参加者から質問を集めておくことも有効で、これにより座談会の流れが滞りなく進むとともに、参加者が関心のあるテーマについて話し合うことができます。

さらに、参加者全員が平等に発言機会を得られるよう、積極的に参加を促すことも重要です。例えば、静かな参加者にも意見を求めたり、グループディスカッションを取り入れたりすることで、より多くの声が座談会で聞かれるようになります。このプロセスは、参加者が自分たちの声が大事にされ、価値があると感じることを確実にし、座談会の満足度を高めます。

時間配分を適切に管理し、参加者全員が発言できるようにすることは、座談会を通じて多様な視点や意見を共有し、より深い理解と相互のつながりを促進するための鍵です。結果として、このようなアプローチは、参加者にとって記憶に残る、有意義な経験を提供することに貢献します。

参加者には相手に合わせたコミュニケーションができる社員を厳選する

座談会を有意義なものにするためには、参加者に対して適切にコミュニケーションが取れる社員を厳選することが重要です。この選択過程では、社員が学生との対話において柔軟性を持ち、異なるバックグラウンドや視点を理解し、それに対応できる能力が求められます。このような社員は、学生の疑問や不安に寄り添い、彼らが持つ様々な質問に対して包括的かつ具体的な答えを提供することができます。

また、厳選された社員は、自己開示を含むオープンなコミュニケーションスタイルを通じて、座談会の雰囲気を温かくし、参加学生が安心して自らの意見や疑問を表明できるよう促します。これは、特に職場の実際の雰囲気や企業文化、キャリア成長の機会など、学生が通常は聞きにくいと感じるようなテーマについても、オープンな議論を促進する効果があります。

さらに、相手に合わせたコミュニケーションができる社員を選出することは、座談会を通じて学生に対し、企業が多様性を尊重し、個々の社員の意見や個性を大切にする文化を持っていることを示す機会にもなります。このアプローチにより、学生は企業が提供する環境が自分に合っているかどうかをより深く理解することができ、企業と学生の間でより良いマッチングを促すことができます。

参加者に適したコミュニケーションが取れる社員を選ぶことは、座談会を成功させるための鍵であり、企業が学生に対してポジティブな印象を与え、有意義な情報交換の場を作り出す上で不可欠です。

座談会で学生からよく聞かれる質問例

どのように就職活動を進めていたか

座談会で学生からよく聞かれる質問の一つに、「どのように就職活動を進めていたか」というものがあります。この質問に対する回答は、学生にとって将来の就職活動の方針を決定する上で貴重なヒントになります。例えば、社員は自分が学生時代にどのように企業研究を行い、どのように自己分析を深めていったのか、また面接やエントリーシートの準備にどのように取り組んだのかといった具体的な過程を共有します。

多くの社員は、就職活動を始めるにあたって、まず自己分析からスタートしたと話します。自分の強み、弱み、価値観、そしてキャリアで成し遂げたいことを明確にすることが、自分に合った企業を見つける第一歩であると強調します。次に、業界研究や企業選びのプロセスについて触れ、情報収集の方法や重要視した企業の特徴を紹介します。具体的には、企業のミッションやビジョン、社風、働き方、成長機会などが選定基準として挙げられます。

また、実際の選考プロセスにおけるエピソードも共有されることが多いです。これには、面接での質問への答え方、エントリーシートの書き方、失敗経験から何を学んだか、そして最終的にオファーを受けた際の決断基準などが含まれます。

このような具体的な経験談は、学生にとっては実際の就職活動をイメージしやすくするだけでなく、先輩が直面した困難やその乗り越え方から学ぶことができるため、非常に参考になります。社員が自分の就職活動の経験を率直に共有することで、学生は不安を減らし、自分自身の就職活動に対する自信をつけることができるようになります。

なぜ入社を決意したのか

座談会で学生から頻繁に寄せられる質問の中で、「なぜ入社を決意したのか」というのも特に重要です。この質問に対する回答は、具体的で説得力のあるものでなければなりません。一般的に、社員はこの質問に答える際に、個人的なキャリアの目標と企業が提供する機会のマッチング、企業文化への共感、そして仕事の意義や働きがいなど、複数の要因を挙げます。

たとえば、「私がこの企業に入社を決意した理由は、まず第一に、自分のキャリアビジョンと企業の成長戦略が密接にリンクしていたからです。企業訪問や選考過程で出会った人々との会話を通じ、この会社が革新的な挑戦を続ける文化を持っており、それが自分の専門スキルを伸ばし、新しい価値を生み出す良い機会になると感じました。また、企業が社員のワークライフバランスを大切にし、個々の成長を支援するプログラムが整っている点も、私にとって大きな魅力でした。仕事を通じて社会に貢献し、個人としても成長できる環境を求めていた私にとって、この企業は最適な選択肢だと確信しました」というような答えがあります。

この種の回答は、学生に対して、就職活動において企業選択をする際の視点を提供します。また、社員個々の価値観や動機、そして職場環境への期待に基づいて、どのように自分自身に合った企業を見つけ出せるかのヒントを与えることにもつながります。

社内の雰囲気はどうか

この質問は、学生が仕事の内容だけではなく、働く環境にも深い関心を持っていることを示しています。例えば、「私たちの職場は非常にオープンで協力的な雰囲気があります。チームメンバー間でのコミュニケーションは活発で、新人や若手社員も意見を自由に表現できる環境が整っています。失敗を恐れずに挑戦できる文化があり、チャレンジした結果、失敗しても学びとして受け止め、次に活かすことを奨励しています。また、多様性を重んじ、様々なバックグラウンドを持つ社員が互いの違いを尊重し合いながら働いています。上司と部下の関係もフラットで、どんな問題も開かれた場で話し合い、解決策を一緒に考えることができます。社内イベントやチームビルディング活動も頻繁にあり、仕事外でも社員同士の絆を深める機会が多いです」といった内容が挙げられます。

このような回答は、企業がどのような価値観を大切にし、社員がどのような環境で働いているのかを学生に具体的に伝えることができます。また、職場の雰囲気や文化を知ることで、学生は自分がその企業で働くイメージをより容易に描くことができ、自分に合った企業選びに役立てることが可能になります。

有給の取りやすさや福利厚生はどうか

座談会で学生から頻繁に聞かれる「有給の取りやすさや福利厚生はどうか」という質問に対しては、企業が社員の働きやすさと健康をどの程度重視しているかを示す良い機会となります。この質問への答えは、企業文化と価値観を反映しているため、学生にとっては非常に重要な情報源です。

例えば、答えとして「当社では、ワークライフバランスを大切にしており、社員が有給休暇を積極的に利用できるように促しています。年間の有給取得率も公開しており、平均して年間〇日以上の有給休暇を取得しています。また、フレックスタイム制度やリモートワークのオプションもあり、社員が柔軟に働き方を選べるようにしています」といった具体的なデータや制度を紹介することができます。

さらに、「福利厚生に関しても、健康保険制度、退職金制度、社員向けの健康支援プログラム、育児休暇や介護休暇制度など、社員の生活をサポートするための様々な制度を用意しています。これらの制度を通じて、社員が安心して長期的にキャリアを築ける環境を整えています」と福利厚生の詳細を説明することも有益です。

このように、有給の取りやすさや福利厚生について具体的かつ正直に回答することで、企業が社員の幸福と健康をどのように支えているかを学生に伝えることができ、企業選びの際の大切な判断材料となります。

仕事が上手くいかなかった・ミスをしてしまったときはどうなるのか

座談会では、「仕事が上手くいかなかったり、ミスをしてしまったときはどうなるのか」という質問が学生から頻繁にされます。この質問は、先輩社員が失敗にどのように対処するか、また失敗を通じて成長の機会としているかを知りたいという学生の関心を反映しています。

たとえば、「当社ではミスを成長の機会と捉えています。ミスをした際には、まずは原因を追究し、同じ過ちを繰り返さないための対策をチームで考えます。上司や同僚からのサポートも手厚く、一人で抱え込むことなく解決に向けて一緒に取り組みます」といった具体的な説明がなされることがあります。

また、「失敗から学ぶ文化が根付いており、ミスをした社員を責めるのではなく、何が問題だったのか、どう改善できるかをチーム全体で共有し、前向きに捉えるよう励ます環境です」と述べることで、失敗を恐れずにチャレンジを続けることの重要性と、そのような文化を企業がどう支援しているかを強調します。

このような回答は、学生に対して企業が失敗を許容し、それを学習と成長の機会としていることを伝えることで、安心して挑戦できる環境があることを示します。また、社員が困難な状況でもサポートを受けられることを強調することで、チームワークの大切さや企業が人材の成長に注力していることをアピールすることができます。

座談会の基本的な流れ

座談会の目的・テーマを共有する

座談会を開催する際には、冒頭でその目的とテーマを明確に参加者と共有することが極めて重要です。この共有は、座談会がスムーズに進行し、参加者が有意義な時間を過ごすための基盤を築きます。目的の明確化は、参加者がなぜここにいるのか、この時間をどのように有効活用できるかを理解するのに役立ちます。また、テーマの共有によって、討論の焦点を絞り、関連する質問や意見交換が促されます。

例えば、座談会の目的が新卒採用であれば、「当社の文化や働き方を理解してもらい、学生にとって最適なキャリア選択を支援すること」が目的となり得ます。テーマは「キャリア成長の機会」や「ワークライフバランス」など、具体的に設定することが望ましいです。これらの目的とテーマを事前に共有することで、参加者は自身の関心や疑問に基づいて質問を準備でき、座談会から得られる情報の価値を最大化できます。

座談会を始めるにあたって、進行役は目的とテーマを簡潔に説明し、その上で座談会の形式やルールを明示します。これにより、参加者は期待を持って会話に参加し、積極的に質問や意見を共有する動機付けを受けます。目的とテーマの共有は、座談会が生産的かつ参加者にとって価値のあるものになるための重要な第一歩です。

参加社員の自己開示から始める

座談会において、参加社員が自己開示から始めることは、有意義な対話を生み出す上で極めて重要です。社員が自身のパーソナリティを含めた自己紹介スライドを用いることで、参加する学生は社員個人の人となりやキャリアパスを理解しやすくなります。このような自己開示は、社員と学生間の距離を縮め、学生がよりリラックスして質問しやすい雰囲気を作り出します。

自己紹介の際には、社員が自身の趣味や興味、職務経験だけでなく、入社の動機やこれまでのキャリアで直面した挑戦、そしてその乗り越え方についても語ることが推奨されます。また、学生から直接聞きにくいような情報、例えば仕事の厳しさやチャレンジ、仕事と私生活のバランスなどについてもこの段階で積極的に開示することが望ましいです。このようにして、参加社員が自らの経験や考えをオープンに共有することで、学生は自分と似た立場にある社員の話から具体的なイメージを持つことができ、関連する質問や話題に触れやすくなります。

自己開示は、座談会の雰囲気を和やかにし、互いの理解を深める良い機会となります。社員が自らを開示することで、学生は安心感を持ち、自分自身もオープンに質問や意見を共有するきっかけとなります。このような相互作用は、座談会を通じてより深い学びと理解を促す基盤となり、参加者全員にとって有意義な時間を提供します。

学生からの質問を受け付ける

座談会における学生からの質問受付は、イベントの中心的な部分を形成し、学生と企業間の有意義な対話を生み出す重要な機会です。このセッションを成功に導くためには、事前に計画的に準備し、進行中は適切に管理することが求められます。

最初に、学生が自由に質問できるような開かれた雰囲気を作り出すことが大切です。これを実現するために、座談会の初めに進行役や参加社員から、質問はどんなものでも歓迎されること、そしてこの場がオープンな意見交換のためのものであることを強調します。また、学生が事前に質問を提出できるシステムを設けることも有効で、そうすることで準備が難しい質問や、時間の都合上当日口頭で質問できない内容もカバーできます。

質問受付の際には、全ての学生が平等に発言機会を得られるよう、進行役が時間配分に注意を払い、様々な学生からの質問を受けるよう努めることが重要です。質問が一部の学生によって独占されないように、積極的に発言が少ない学生にも意見を求めることが望ましいです。

さらに、学生からの質問には、参加社員が具体的かつ誠実に回答し、必要に応じて個人の経験を交えて解説することで、学生の理解を深めることができます。質問に対する回答が、学生の疑問を解消し、企業文化や働き方に対する具体的なイメージを持つきっかけとなります。

このように、学生からの質問受付とそれに対する回答の時間は、互いの理解を深め、より強い関係を築くための貴重な機会です。適切に管理された質疑応答の時間は、学生にとっても企業にとっても、座談会を有意義なものにする上で不可欠な要素となります。

座談会を行う上での注意点

参加社員に座談会の目的と担ってほしい役割を共有する

座談会を成功に導くためには、参加する社員に対して事前に座談会の目的と、彼らに期待する役割を明確に共有することが非常に重要です。「何だかわからないけど呼ばれたので来ました」という態度は、イベントの価値を下げ、学生の関心や参加意欲を損なう可能性があります。社員が座談会の目的を理解し、自分たちが担うべき役割を正確に把握している場合、彼らはより積極的に参加し、有意義な情報や経験を学生と共有することができます。

事前の準備として、企業は座談会で取り上げるテーマや話題、期待される具体的な行動や貢献について社員に説明する必要があります。例えば、学生からの質問に対してどのように答えるか、自己紹介の際にどのような情報を提供するか、または、学生の興味を引くためにどのような企業の側面を強調するかなど、明確なガイドラインを設けることが望ましいです。これにより、社員は座談会における自分の役割をより良く理解し、学生に対してポジティブな印象を与えることができます。

また、社員には学生との対話の中でオープンかつ正直であること、学生の疑問や懸念に真摯に耳を傾けること、そして学生に対してインスピレーションを与えるような情報を提供することが求められます。これらの準備と意識があれば、座談会は学生と社員双方にとって有意義な時間となり、企業の魅力を伝え、学生の関心を引きつける絶好の機会となります。

なるべく参加学生全てが均等に質問できるように意識する

座談会では、参加する学生全員が均等に質問できるように意識することが重要です。特に意欲的な学生が多くの質問をすることは歓迎される一方で、その結果として他の学生が質問しにくくなる状況を避ける必要があります。このバランスを取るためには、座談会の進行役が積極的に役割を果たすことが求められます。

進行役は、議論の流れを注意深く観察し、一部の学生だけが質問を独占しないよう適切にコントロールする責任を持ちます。これには、発言機会を均等に配分するために、手を挙げている学生の中から様々な人を選んで質問を促すことが含まれます。また、質問が一方向に偏らないように、さまざまなトピックに触れることも大切です。

さらに、質問したいがなかなか機会を得られない学生に対しては、進行役から直接「何か質問はありますか?」と尋ねることで、彼らが積極的に参加できるように促します。このようなアプローチは、全ての学生が自分の疑問を解消し、有益な情報を得られるようにするために非常に有効です。

このプロセスを通じて、座談会はよりフェアで包括的なものになり、全ての参加者が満足する結果をもたらします。進行役の適切な管理とコントロールにより、学生は自分の意見や疑問を自由に表現することができる安心感を持ち、座談会からの学びが最大化されるのです。

まとめ

新卒採用における先輩社員と学生との座談会で、学生が知りたい情報と提供される情報のミスマッチを防ぐためには、事前準備と座談会の進行計画が重要です。まず、学生の関心事を事前に把握するために、参加予定の学生に対してアンケートを実施し、どのようなトピックに興味があるかを調査します。これにより、学生が最も知りたいと思っている情報に焦点を当てることができます。

次に、座談会の手順を明確に計画します。開始時には、座談会の目的と流れを参加者全員に共有し、全体の枠組みを明確にします。続いて、先輩社員が自己紹介をし、自分の経験やキャリアパスについて話すことで、学生とのリレーションシップを築きます。ここで、社員は学生が興味を持ちそうな点や、事前アンケートで挙がった質問に対する答えを含めることが有効です。

質疑応答の時間では、学生からの質問に平等に答えるために、進行役が時間管理をしつつ、全員が発言できるように促します。また、学生が聞きにくいと感じるようなデリケートな話題についても、社員から積極的に話題を提供することで、開かれた雰囲気を作り出し、情報のミスマッチを防ぎます。

座談会の終わりには、参加した学生に対してフィードバックを求めることも大切です。これにより、将来の座談会をより改善し、学生の期待に応える内容にするための参考になります。事前の準備と計画的な進行により、学生が実際に知りたいと思っている情報を提供し、有意義な座談会を実現することができます。


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筆者:ナンバーズ株式会社

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